
欠けた歯・折れた歯の 治療・修復方法
食事や硬いものを噛んでしまったときや、転んだりぶつけたりでの外傷が原因で歯が欠けたり折れたりする事がございます。
そのままでは唇や舌を傷つける事もある他、状況がひどいと歯根部や歯茎、神経にも問題が起きる可能性が有るため、欠けたからと言って軽視せずしっかりと治療をされる事をお勧め致します。
特に転んだり、ぶつけた場合の外傷においては炎症が出来たり、見えないところで膿が溜まったりする事がしばしばあります。
そのため、歯をぶつけた際には痛みの有無にかかわらず、医院に相談をされる事をお勧め致します。
こちらのページでは外傷や内傷についての処置はされている事を前提に、欠けた・折れた歯の見た目を良く修復する方法についてご説明をさせて頂きます。
欠けた歯・折れた歯の 治療・修復方法
欠けた箇所が先端のみ(4分の1程度)の場合
歯に痛みが無い場合においては神経を残したまま歯を削り、被せ物にて治療を行なう事が可能となります。
図のように歯を整えるように台を形成致します。
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型取りをし、支台歯にぴったりと合う歯を作成致します。
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装着をし、完了です。
装着する被せもの(クラウン)は素材が様々ですが、天然歯に近い見栄えのオールセラミックをお勧め致します。
大きく欠けている場合(折れている場合)
歯が大きく欠けており残存歯が少ない場合には、削っても支台歯として十分な大きさを保てないためそのままでは治療が出来ません。神経を抜随し、人工的な土台(コア)を立てる事により被せ物が可能です。
1.図の様な大きく割れてしまった歯を治します
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2.神経の処置後、残存歯の上部を削り落とし、コアを装着致します。
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3.型取りをし、コアにぴったりと合う歯を作成致します。
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4.装着をし、完了です。
※事故等による外傷や内傷については処置が済んでいる事が前提です。
コアにつきましてはメタル、ファイバー、セラミックと3種類程ございますがせっかくなのでメタルを使用していないファイバーやセラミックコアを選びたいですね。
その他の治療方法としては・・・
角が少し欠けた等の本当に軽度の場合にはレジン(歯科用プラスチック)を接着し修復する方法もございます。
ほとんどの場合に保険対応可能なので比較的安価ですが、応急処置的なものになります。
欠点としては接着面が狭いため、強度が保てず、噛む力の入り方によってはすぐに外れてしまいます。
その他にもレジンは天然歯に比べて透明感が無いので斑になり審美的には綺麗と言えず、レジン自体も自然と劣化し黄色く変色をしてしまいます。 そのため短期的な修復方法とお考え下さい。